不動産“投資”と呼ばれるようにアパート・マンション投資にも利益を得るためにリスクが伴います。ここでは不動産投資についてのリスクをご説明します。

 

 

■空室発生・家賃滞納・賃料下落

アパート・マンションは、常に満室で入居者が退室してもすぐに次の入居者が決まる、という保証はありません。また、家賃滞納者がいると回収するまでは家賃収入が無く、予定していた利回りを確保できなくなります。経済状況や地域環境の変化次第では、入居者を確保するために賃料を下げる必要が出てくるかもしれません。
これらのリスクを軽減するため、入居者の募集や建物の管理を企業が請け負うサービスが増えています。手数料は支払いますが、安心が得られるシステムを利用することも検討しましょう。

 

 

■老朽化と修繕コスト

建物は年月が経つにつれ、老朽化や陳腐化が進みます。そうなると改修が必要となりますが、設備投資金額が高いなど修繕費用の不安が出てきます。安定した入居者を確保するためにも、常に最良の状態を維持していくための費用が必要です。

 

 

■売却損失（キャピタルロス）

不動産価格が下落した場合は、取得した不動産を売却した場合に損をする、つまりキャピタルロスを生じる恐れがあります。 したがって、ある程度のキャピタルロスを補填できる程度の利回りを考慮する必要があります。

 

 

■金利上昇

低金利時にローンを組んで物件を購入した場合、金利が上昇すると返済金額が増え、投資物件の予定利回りが減少する可能性があります。