
自己資金の貯蓄のノウハウや、銀行などの金融機関からの借り入れの知識を身につけましょう。どんなに良い物件を見つけてもお金がなければ購入できません。
資金調達の効率的な手配は、不動産投資をするうえでは必須条件です。
住宅ローンは100%ローンが可能になっておりますが、投資物件で、銀行借り入れをして不動産を購入する場合はある程度手元の資金は必要です。
不動産投資が初めてなら、なおさら全額融資を受けるのは難しいと考えた方がいいでしょう。最低でも物件価格の一割程度は頭金として用意しておきたいところです。
1棟の建物を購入する場合は土地と建物の両方を購入することになるので、主に土地の価値=路線価を見ます。多くの銀行は、路線価の7割~8割で担保価値を算出しています。
路線価は実売価格と離れていることも多いのですが、路線価が高い=銀行融資を受けやすい=売買されやすい=価格も高めになりやすいという関係が成立します。
一方、建物の価値は築年数や構造によって変わります。鉄筋コンクリートなどの丈夫な構造であれば評価は高く、築年数も新しいほど評価は高くなります。構造と築年数によってきまる指標に、建物価値をかけて担保価値を算出するという銀行が多いようです。
金融機関が個人(法人)を審査するポイントとして以下のようなことがあげられます。
・継続的に安定した収入があるか
・しっかりとした返済意志があるか
・明確なビジョンを持っているか
・お金に対してルーズではないか
上記のような理由から、審査の際には収入を証明できる直近の源泉徴収票や確定申告書(法人の場合は決算書)を提出することになります。
逆に融資を受けにくい人物とは、
・勤続年数が短い人
・ローンの延滞歴や滞納歴がある人
・住宅ローンなどですでに借入金が過大になっている人
・仕事の内容がわからない人
・収入のアップダウンの差が激しい人
などのようです。
面談の際には、身なりや言葉づかいにも気を配り金融機関の担当者に好印象を持たせることも大切なのです。不動産に関する知識が不足していたり、それ以前に信頼感にかける人物という印象を与えてはいけません。